そもそも、業務用エアコンと、家庭用エアコンはどのような違いがあるのでしょうか。両者の違いに触れながら、業務用エアコンの特徴について述べていきます。 業務用エアコンとは、家庭用に比べ、大型で長時間の連続運転にも耐えうる設計になっています。機能的にはシンプルなものが主流ですが、業務用エアコンを使用する場所は、もちろん業務として使う店舗や事務所などを行う場所ですので、機器の稼働期間が一般家庭で使用するより長時間になります。したがって、それに耐えられるものでなければならないため、馬力が大きいのが特徴です。 広い空間を冷暖房するため、業務用エアコンの動力は三相3線式が多く、一般家庭のエアコンでは単層3線式がよく使われています。こういった点から業務用エアコンは一般家庭のエアコンと明確に区別されています。 昨今のエアコン状況として、業務用、家庭用と関わらず「性能が上がったのに消費電力が下がっている」という利点が上げられます。もし、店舗やオフィスでエアコンを複数台、稼働させていれば、基本的に点けっぱなしになると考えられるので、その削減費用はかなり大きくなるものと思われます。 そして、省エネ対策でも効果を出しているエアコン業界。最新技術を搭載した高性能な機種が続々と登場し、1キロワットあたりの冷暖房を示すCOPで比較すると、10年前から約2倍以上も効率アップしているものもあります。